「蒼ざめた馬」アガサ・クリスティ

松尾スズキ氏のエッセイで準備運動(失礼か?)を済ませた後は、いきなりアガサ・クリスティですよ。

なぜって、そこに本があったからw

これは前述のN女史オススメというわけではなくて、何故か昔からこの文庫本が家に存在していたのです。

しかも三○図書館の蔵書。

どうもショーコが三○図書館からお借りしたまま、何年も返す機会を逃し、現在に至っているようで、一度ごっそり返しにいったんだけど、そのタイミングで返しそびれたなんとも運命的な本。

実はもう1冊ABC殺人事件てのもあるので、読み終えたら返しにいきたいと思います。

ということで、まず手にとって見ると、昔の文庫だけに字が小さい(涙
最近は新聞もメガ文字だなんだと徐々に上がるたばこ税のごとくちょっとづつ文字が大きくなる傾向にあったので、ちょっと前の本でも随分小さく感じるのです。

font-sizeで9pxくらいですよ。

さて、カタカナの名前を覚えきれないという特性に若干の不安を抱きつつ、細かいことは気にせず読み進めていくと、やはり著名な作家さんだけのことはあって、ストーリーにずむずむ引き込まれてしまいました。

途中煙幕にだまくらかされながら、最後は「へー。そんなもんあるんだー。」的な、でも割と納得のいく殺害方法。

ワタクシは推理小説を推理しないで読む派なので、純粋にストーリーを楽しめたのでした。

「大人失格―子供に生まれてスミマセン」松尾スズキ

おっと、前回のエントリーから間が空いてしまいましたが、ダメもとでお願いしてみたら通ったというのがコレ。
長らく読書というものから遠ざかっていたワタクシは、すっかり面白そうな本を探すという習慣をなくしてしまい、まず「読みたい本を探す」というのが最初の難関としてそびえたつわけです。

そこで会社のN女史に「なんかオススメの本貸して」と言ってみたところ、意外にもすんなりOKが出て、トップバッターとして貸してくれたのがタイトルにもある、松尾スズキの「大人失格―子供に生まれてスミマセン」ですよ。

いやー。びっくりした。

前回のエントリー覚えてますか?

そう、「オトナたるもの、通勤電車内でスマートに読書するべし。」と思い立って文庫本カバーを購入したワタクシに対する「大人失格」というこのチョイス。

これは自分か彼女の特殊能力が備わっている以外にないですね。脱帽です。

この本、松尾スズキ氏が最初に書いたエッセイなのですが、ワタクシ、松尾スズキ氏のことをほとんど知りませんで、なんだか初対面の人の体験談をずっと聞いているような、ちょっぴりむずがゆい感覚になったりもしたのですが、見事に通勤電車の中でニヘラニヘラ笑ってしまいました。

松尾スズキのことを知っている人はすごく楽しめるだろうし、知らない人も割と楽しめる、いい感じの本でした。

それに、読書から遠ざかっていた自分にとってはその文体も読みやすく、ちょうどリハビリ的ないい塩梅の本で、どちらかというと特殊能力は彼女の方にあったのではないかと思っている次第なのであります。

文庫本カバー

先日、文庫本カバーなるものを購入しました。

「オトナたるもの、通勤電車内でスマートに読書するべし。」

というわけのわからん思考回路が突如はたらき、閉店間際の京王アートマンに飛び込み、可もなく不可もなさそうな代物を入手したのです。

とはいえ、普段から読書にいそしんでいるかというと、全くそんなことは無く、
むしろマンガオンリーな生活で、たまたまその時読んでいた楳図かずお著の「14歳」が文庫本サイズだったのと、最近ジョジョの6部(ストーンオーシャン)が文庫本で出始めたので、何かとそのサイズの本(マンガ)を読む機会が増えたのです。

しかも「14歳」は古本屋を中心に買い集めたので、本屋さんでつけてくれる紙のカバーがなく、おどろおどろしい表紙をむき出しにして読んでいたので、冒頭のスイッチが入ってしまったわけです。

しかしカバーを手に入れたときにはすでに「14歳」は残り2冊くらいになっていたので、たいして威力を発揮しないまま、文庫本カバーはお役ご免になってしまうところだったのですが、ある考えが浮かび、ダメもとで言ってお願いしてみたら通ったので、いまもカバーを活用しています。

その続きはまた今度・・・。

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